はじめに
タイは美しい寺院やビーチ、美味しい料理など、魅力あふれる観光地として人気があります。そんなタイには、欧米とは少し異なるチップの習慣があります。この記事では、タイ旅行で知っておきたいチップの習慣と相場について紹介します。首都バンコクを中心にタイでのチップは必要か不要かという点で、チップは必須ではないものの、感謝の気持ちを伝えるために渡すのが一般的です。
チップの金額とサービス別に見る目安
タイでのチップの金額は、サービス内容やお店のランクによって異なります。基本的には会計金額の5%~10%程度が目安です。以下は、具体的なシチュエーション別のチップの相場です。
タイでの通貨はバーツ(THB)が使用されています。紙幣は5種類で20バーツ、50バーツ、100バーツ、500バーツ、1,000バーツが発行されており、硬貨は6種類、25サタン、50サタン、1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツが発行されています。
チップを渡す際はおつりなく紙幣で支払うというのがスマートですので、基本的には20バーツ、50バーツ、100バーツを使用することになるでしょう。
2024年5月レートでタイ通貨1バーツ(THB)=4.29円(JPY)
レストラン
高級レストランで丁寧な接客を受けた場合:会計額の10%程度
カジュアルなレストラン普通程度の接客を受けた場合:会計額の5%程度屋台:10~20バーツ(約45円~90円)
- サービス料込みの場合:不要
- サービス料なしの場合:会計額の5~10%
渡し方
- 会計後、お釣りの一部をテーブルに置いていく
- 直接相手の手のひらに渡す
タクシー
- メータータクシー:運賃の10~20バーツ(約45円~90円)
- トゥクトゥク:運賃の10~20バーツ(約45円~90円)
渡し方
- おつりをそのまま受け取る
- 一部チップとして残す
ホテル
- ベルボーイ:20~40バーツ(約90円~180円)
- ベッドメイキングスタッフ:20バーツ(約90円)
- コンシェルジュ:50~100バーツ(約200円~400円)
渡し方
- 枕元にチップを置いていく
- 直接相手の手のひらに渡す
スパ
- トリートメント料金の10%
渡し方
- トリートメント後にチップを置いていく
- 直接相手の手のひらに渡す
その他
- 屋台:10~20バーツ(約45円~90円)
- マッサージ:50バーツ(約200円)
チップの渡し方
チップは、小銭を用意しておくと便利です。渡し方は直接手渡しするか、テーブルにさりげなく置いていくのが一般的です。また、チップを渡す際には笑顔で「コップン(ありがとう)」と一言添えると丁寧です。
チップ以外にも覚えておきたいこと
タイでは、おつりからチップを捻出するのが一般的です。高級レストランでは、会計にサービス料が含まれている場合がありますので、チップは不要です。また、チップはあくまでも気持ちなので、無理に渡す必要はありません。
チップの注意点
チップを渡す際は以下の注意点を押さえておくとスムーズです。
- 外国人旅行者からはチップを期待されていることをあらかじめ理解する。
- チップはサービスを受けた後に渡す。
- お釣りがないように準備しておく。
- チップは、あくまでも心付けなので、無理に渡す必要はありません。
- 上記で説明したチップの相場はあくまでも目安です。気持ちよく渡したい金額を渡しましょう。
- チップは、現金で渡すのが一般的です。クレジットカードや電子マネーなどは、受け取ってもらえない場合があります。
- チップを渡す際には、相手に「チップ」と伝える
まとめ
タイでのチップは、あくまでも気持ちを表すものです。上記を参考に、上手にチップを渡して、気持ちの良い旅行を楽しんでください。チップの渡し方や相場を理解し、スマートにお金を使いましょう。
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