(2024年版)台湾旅行で知っておきたい!チップ事情完全ガイド

海外

はじめに

台湾は、豊かな文化と美しい自然、そして美味しいグルメが魅力的な観光地として人気です。そんな台湾旅行を計画する際、知っておきたいのがチップ(心づけ、感謝の意味としてお金を支払う)の文化についてです。
台湾旅行を計画している方の中には、チップの習慣があるか気になる方も多いのではないでしょうか。

台湾通貨について

台湾の通貨単位は「台湾元(タイワンユェン)」で、主に「元(ユェン)」と呼ばれます。ただし、紙幣や硬貨には「圓(円の旧字体)」が使用されており、口頭では「塊(クァイ)」、旅行者の間では「ニュー台湾ドル」と呼ばれることもあります。通貨コードは「TWD」で、通貨記号は「NT$」です。これらはすべて同じ通貨を指しており、呼び方が異なるだけです。2024年5月現在、台湾で使用されている通貨は1種類だけです。
「圓(Yuan)」や「台湾圓(Taiwan Yuan)」と呼ばれることもありますが、この記事では「台湾ドル」と統一して表記します。

台湾ドルには紙幣と硬貨があります。紙幣は「100ドル」「200ドル」「500ドル」「1,000ドル」「2,000ドル」の5種類があり、硬貨は「1ドル」「5ドル」「10ドル」「20ドル」「50ドル」の5種類があります。1,000台湾ドル札や2,000台湾ドル札は、大型ショッピングモールやレストランでは問題なく使えますが、回転の速い食堂や単価の低い夜市などでは嫌がられる場合があります。そのため、500台湾ドル札程度の小さい単位の紙幣を多めに用意しておくと便利です。


2024年6月レートで台湾通貨1台湾ドル(TWD)=日本円で4.84円(JPY)


台湾ではチップは必要ない?

まず台湾では日本と同様に、チップの習慣はありません。レストランやタクシーの料金にはサービス料が含まれているため、基本的には支払う必要がありません。

気持ちのチップを渡す場合

ただし、以下の場合は気持ち程度にチップを渡すのが一般的とされています。

  • ホテルの枕チップ: 1泊あたり50元(台湾ドル)程度(日本円=約250円)
  • 荷物のポーター: 荷物1個につき20~50元(台湾ドル)程度(日本円=約100円~250円)
  • 特別なサービス: 高級レストランや国際的なホテルで特別なリクエストに応じてもらった場合や、ガイドツアーで丁寧なサービスを受けた場合などは、10%~15%程度のチップを渡すことも検討できます

※マッサージ店やタクシーの運転手にチップを渡す習慣は一般的にありません。

チップを渡す際はおつりなく紙幣で支払うというのがスマートですので、基本的には20台湾ドル、50台湾ドル、100台湾ドルを使用することになるでしょう。



チップの渡し方

チップを渡す際は、以下の方法が一般的です。

  • 現金で手渡し: 小銭を用意しておくと便利です。テーブルの上などにそっと置くか、手渡しでスタッフの手のひらにそっと置くなど、さりげなく渡しましょう。ホテルの枕チップなどは枕の上などに置いておきましょう。
  • 感謝の気持ちを伝える: チップを渡す際には、感謝の言葉を添えるとより丁寧です。謝謝(シェーシェー.. ありがとう)感謝(ガァンシェー.. 感謝します)といった言葉が無難です。
    ほかにも多謝你(ドオシャーリー.. 台湾語でありがとう、これを使うと台湾人は親しみを覚えてくれるといいます)といった言葉もあります。

大切なのは感謝の気持ちで、チップはあくまでも気持ちの表れです。義務ではないことを忘れずに、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

台湾旅行をより快適に過ごすために、チップの文化を理解しておきましょう。

注意事項

  • チップはあくまでも任意です。
  • 強制的にチップを要求されることはありません。
  • 渡しすぎないように注意しましょう。
  • 無理強いはしないようにしましょう。
  • チップは、現金で渡すのが一般的です。クレジットカードや電子マネーなどは、受け取ってもらえない場合があります。
  • チップを渡す際には、相手に「チップ」と伝えましょう。
  • チップはサービスを受けた後に渡す。


まとめ

台湾ではチップは必須ではありませんが、気持ちの良いサービスを受けた場合は、感謝の気持ちを伝える手段としてチップを渡すことができます。ただし、金額はあくまでも気持ち程度に留め、無理強いはしないようにしましょう。

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